やけぼっくいに火 [慣用句・いいならわし・ことわざなど]
一度焼けたぼっくいには火がつきやすい。
ぼっくいは棒や杭(ぼうやくい)のこと。棒杭→ぼっくいと変化したもの。燃えさしの杭や棒は一度火が消えても次に燃やすときに燃えやすい。
転じて、男女の仲に用いてよりの戻るさまを言う。
今の時代、なかなか木を燃やすなどということが日常に行われなくなった。したがってピンとこない向きもあるかもしれない。でも、焼けぼっくいは燃えやすいことを私は知っている。
すずめの涙 [慣用句・いいならわし・ことわざなど]
すずめの涙(すずめのなみだ)
So-netのポイントを集めています。
ほんのすずめの涙にしかならないですが。2年たっても買い物しないからようやく1500点。
追い打ちをかけるようにここのところ、厳しいですね。ポイントのつく企画が「しばらく休みます」ということで自然消滅になってしまう。再開されるかと待っていたりするのだけれど。そして「めで鯛くじ」は先週くらいからさっぱりくじがあたりません。
お~!ほんにすずめの涙です。
貯まるのは楽しいんですが、私は亀ですね。
というわけで(私のポイントはすずめの涙ほどしかありません。)というふうに使います。
漁夫の利 [慣用句・いいならわし・ことわざなど]
漁夫の利(ぎょふのり)
(いつぼうのあらそい)労せずして獲物を獲た漁師。
鷸蚌の争い (いつぼうのあらそい)と同じ意味あいです。
しぎとハマグリの争いのこと。花栗が貝殻を開けて日光浴しています。しぎはハマグリを食べようと嘴を差し入れついばもうとします。ハマグリはさっと貝殻をとじます。お互いに草して争っているところに漁師が現れて...両方捕まえてしまいました。
転じて両者が争っているときに他人に利益をよこどりされてしまう。
どこかの国とどこかの国と、そしてドサクサにまぎれて現れたどこかの国。
似ていませんか?
この頃(この記事、前に書いた?あれ?どうやったかいな?)とおもうことがあります。
ま、それでも読んでください。
後は野となれ山となれ [慣用句・いいならわし・ことわざなど]
後は野となれ山となれ(あとはのとなれやまとなれ)
できればこんなことを言ってぱっと旅立つ。
あこがれますができません。
自分に関係のあることを終わらせてしまったらあとはどうなったってかまわない!ということです。
自分本位のことを言います。
心をこめて耕す田や畑。収穫さえ終えれば後は野になろうが荒れ果てた末に、山になろうが知ったこっちゃないというわけです。
荒れ果てることにより他の人が迷惑するかも知れませんね。
きちんと手入れされているあぜ道を散歩します。誰かがきれいに整えてくれた恩恵を受けて私たちも気持ちよく生活できていますね。
果報は寝て待て [慣用句・いいならわし・ことわざなど]
果報は寝て待て(かほうはねてまて)
あくせくしてもしかたないですね。幸運というものは寝ているうちにやってくるものです。
昔の人はそう説きました。
困ったことがあるときにやたらちょろちょろうごきまわるよりは、運や時が到来すればチャンスは向こうからやってくるというものです。楽観的ですね。でも、これも一理あるのではないでしょうか。
Every thing comes to those who wait.(全てのことは、待っている人のところにやってくる)
ほんとうでしょうか??
しばらくでした。あまり更新がなくてすみません。げんきではあるのですけど。記事をかかないうちにすっかり秋めいてきました。黙っていてもやってくるのは四季ですね。努力は、やはりしたほうがいいかと思います。
尻が割れる [慣用句・いいならわし・ことわざなど]
尻が割れる(しりがわれる)
馬鹿いってんじゃない、尻というものは割れていて当たり前だ!といわれそうですが、(失礼しました。)この場合は隠しておいた尻が明るみに出るということですね。
悪い企み、が露見してしまいました。尻が割れてしまったよというわけです。
馬脚をあらわすというのが類義語にありますね。
怠け者の節句働き [慣用句・いいならわし・ことわざなど]
怠け者の節句働き(なまけもののせっくばたらき)
いや、お恥ずかしい。
これは私のことを言っているように思えます。
みんなが仕事を休む節句に、さも働き者のようにわざわざはたらくということです。昔は節句は仕事を休み、厄除けの祝いをしたものだそうです。
三月三日、五月五日、一月七日、七月七日、九月九日などがこの日にあたります。
In the evening the idle man begins to be busy.
(夕方になると怠け者は忙しくなり始める)
器用貧乏人宝 [慣用句・いいならわし・ことわざなど]
器用貧乏人宝(きようびんぼうひとだから)
聞いたことがありますか?文字を見るとなんとなくわかるような気がしますね。
器用な人は何かと重宝がられ、いろいろ頼まれごとをひきうけては宝のように大事に思われます。
人の頼まれごとばっかりして上げて自分のことをやる暇もないということです。
そういえば近くにこんな人いますよね。
とても重宝ですが、本人は損な役回りだと思っていることでしょうね。
杞憂 [慣用句・いいならわし・ことわざなど]
杞憂(きゆう)
この言葉を使ったことはありますか。
「心配事があって、それが杞憂であってくれればいいのに」
というときに使います。
杞国に人の有り。天地の崩墜して身寄る所なからんことを憂えて、寝食を廃する者あり。
(杞の国に天地が崩れて身の寄席場所がなくなるんではなかろうかと考えて眠れず食事も取れなくなる人がいた。)
中国の方は見事なまでに大げさな例を引き合いに出すことがありますね。思わずにやりとしながら…
世の中に今起きていること、さまざまな小さな出来事が気になる今日この頃です。
悪い想像ばかりがおもいうかぶのですが、ただの杞憂であってくれればいいですね。
詩を作るより田を作れ [慣用句・いいならわし・ことわざなど]
詩を作るより田を作れ(しをつくるよりたをつくれ)
詩人がきいたら怒られそうないいまわしですね。
詩を作るほどの暇な時間があったら役にも立たないことをやっていないで、田を耕しなさい。つまり生産にかかわるべきだと教えます。こうすることによって生活を少しでも、安定させたい、そんな庶民の困窮振りがうかがえますね。
碁を打つより田を打て(ごをうつよりたをうて)
という類語もあります。