風がふいて [慣用句・いいならわし・ことわざなど]
今日は風が強くてめがさめました。
どんなときにわたしたちは風を意識しますか。
まずは音。物に当たった音。木々の枝や葉を揺さぶる音。原っぱを吹き抜ける空気の通り道などを、その音を聞くだけで感じ取ることができます。
そとにでてみます。頬に感じる風。強さ、温度。私たちはそれに季節をかんじとります。
風はわたしたちに季節の訪れや、自然の驚異や、明日への希望や展望をもたらしてくれもします。空気ですから、流動性や、あやふやなものなどのイメージもありますね。
ながくなりました。『風』に関しての言い習わしなどを少し。
『風の便り』 (かぜのたより)
どこからともなく伝え聞こえるうわさ。
風のように噂はとどくんですね。確信はないけれどもそうらしいということです。
『空吹く風』(そらふくかぜ)
人の話を上の空で聞いているさま。
『大風が吹けば桶屋が喜ぶ』 (おおかぜがふけばおけばがよろこぶ)
大風で砂埃→砂埃で目を傷めて失明の人がふえる。→失明した人は三味線を習う。→三味線が売れると猫の皮が必要。→猫がいなくなるとねずみが増える→ねずみは桶をかじる。桶屋はもうかる。
風がふけば桶屋がもうかるというわけです。
なにごとも風任せ。(かぜまかせ)
こうしてみると、『風』は不確かなものの象徴のように使われていますね。
でも、わたしは風がすきです。
2009-10-27 09:25
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ゆれるススキやコスモスに秋の風を感じました。
キンモクセイやカツラの香りを運んでくれる風にも!
山にいると 「風になりたい」 ふと、そんなことを思うときがあります。
by montblanc (2009-10-30 06:04)
to montblanc さん
風に揺れる植物たち。
そうですね、風に運ばれる香りも重要です。
かぜになったらどこにでもいけますね。いいですね。
by tomosibi (2009-10-30 07:08)