たそがれ…晩秋のちょうど今頃になるとこの言葉が頭を離れなくなります。
その昔は、「酉の刻」とか「暮れ六つ」などと言った時間帯。
日没が早くなってだいぶ経ちまして、黄昏はあっという間に濃い夕闇になってしまいます。
この時期になりますと夕暮れ時の風も冷たくかんじられます。
黄昏は秋の特権でもないのに、とても意識してしまうのです。
まだまだ日は短くなります。
『誰彼時』→「誰そ彼」→「たそかれ」→「黄昏」
暗くて前から来る人が誰かもわからないほど。「誰そ彼?」時というわけなんですね。
日本語はおくが深いのです。